2008年 08月 10日
心地よい目覚め。 旅先ではいつも早起き。 夫はとりあえずすぐに寝て、全然起きない人。 カーテンを開けると朝焼け。外に出てみる、遠くマリーナディラグーサの水平線がピンクに染まっている。 散歩しよう。カメラを持って外に出ると、この敷地内で飼われている犬達が寄って来た。 (昨日は我々の部屋の前、車のすぐわきにうんち。タイヤににもしっかりマーキングされたのだった。) 昨日のうちにリーダーっぽい子とは仲良くなっているので、 他の子達も次々に挨拶に来る。 滑走路の先からは何が見えるんだろ? 乾いた草を踏みしめながら歩いていると、カランコロン、カランコロン(鬼太郎じゃないよ) どこからか、カウベルの音が聞こえる。 石を積んだ塀によじ上って音のする方を探した。 うわあ、ロバだぁ!! やっと会えたね。そう、私はロバに会いたかったのだ。 何年か前のこと、テレビでシチリアを紹介しているとき、荷物をいっぱい積んだロバに乗っている人の映像を見た。 そして、シチリアには乾いた土地にロバに乗った人のイメージが植え付けられた。 ロバに会いたいなあ。ロバに乗ってる人を見たいなあ。 ところが、ハイウエイはもとより、山奥の村に行くのにも道路がとても整備されていてびっくりした。 (マフィアのおかげだろか?) 道はいいし、車でどこでも行ければロバの出る幕無しかな。 カランコロンとカウベルを鳴らして、ロバたちが歩いているのを見つけた時は、本当に本当に感動した。 太陽が昇り始めると、一気に気温があがる。きっと日中の暑い時間はロバ舍で休んでいるんだろう。 早起きして得をするというのは本当だった。 いったん部屋に戻って夫がまだ寝ているのを確認し、備え付けのマウンテンバイクで敷地内を一周する。 また、別の場所からカウベルの音。 あら、私たちの部屋の裏側もロバの放牧場だったみたい。うれしい。 ロバの模様って本当に不思議。だけど、このヤマンバ風の目元がかわいい。 チッチッチ・・って舌打ちしたら、そっくりな2頭が近づいて来た。かわいい。 双子ちゃんかな?そっくりだ。 さあ、そろそろ起きて下さい。と、夫を起こし、たった今まで目の前にあった光景を寝ぼけ眼の夫に話す。 朝食はホテルのメインダイニング。 甘くないパンもちゃんとあるし、美しく並べられたチーズやハムやトマト・・・ 部屋の中央に、すごく素敵なスープ壷。ものすごく丁寧に繕われている。 わあ鳥肌が立つ。ちょっと手を触れようとしたらおこられた。すんません。 でもそのうつくしい肌に触れてみたかった。 このホテルには、オーナーのコレクションを飾っている部屋もある。 シチリアのカルタジローネという陶器の街のものが多いらしい。 「私も、こういうのを探しているの。」と、力を込めてアンティーク屋さんを教えてくれ!と聞いてみた。 レセプションのお姉さん、地図にいろいろと書き込み、説明してくれた。 「グラッツェ!!」
by plusai-tabi
| 2008-08-10 19:07
| 2008 シチリア・パリ
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