旅の記録

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2008年 08月 12日

3日目 その2 8月4日(月)カターニア→サボカ

さあ、楽しいドライブ旅行のはじまり、はじまり!
そして、思いも寄らない事件が続発!!

カターニア空港のHertzへは日本からネットで申し込み済み。
しかし、マニュアル車が主流のイタリア。
オートマはもともと台数も少なく、私たちが借りようと思った頃には、
一番上のクラスの高級車しかなかった。
運転担当の夫は、オートマよりナビの有無の方が重要であるらしかったのだが・・
で、我々の車はフィアット・プント、ナビ付き。(ほんとはパンダのはずだった)
空港の駐車場で運転の練習。
あれ?エンジンがかからない・・・
何度も何度もかけ直すが、なかなかエンジンがかからず、
ここですぐに人を呼んで見てもらうべきだったのだ。
(本来、我が夫は人にものを尋ねるのが苦手なのだ。私ならすぐ聞くけど)
しかし、なんかの拍子にエンジンがかかる。
私「なんで?」
夫「おもいっきり、えいっっと回してみた。」
私「へえ、そんなもんか???」

何はともあれ、ドライブのはじまり。
まずは、フィューメフレッド〔Fiumefreddo〕という街を目指す。
ナビはハイウエイをさけて、海沿いの国道を進めと言う。
ああ、なんと言う素晴らしい景色!
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おおざっぱな道の名前をナビに入力、本当におおざっぱな場所で目的地だと告げられ、
目指す場所がさっぱり分からなくなった私たち。
とりあえず、街の中心的広場に行ってみた。
古〜〜い教会。なんかいいかんじ。
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教会の裏からおばあさんが出て来た。
椅子を持ち出し、そこに腰掛けて縫い物をはじめた。
なんだか、昔のままの生活があるみたいだ。
空き地の向こうは廃墟。とてもいい感じの建物なのに、住む人がいないのが残念。
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広場の前のバールで休憩。
グラニータ プレーゴ!
グラニータはかき氷みたいなもん?もちろんリモーネ(レモン)味で。
「パンは?」と聞かれた。
ジェラートをパンで挟むのがシチリア流と、何かの番組で見た事はあるが、
まさかグラニータまで?
とりあえずパンは遠慮して・・
夫が頼んだコカコーラにも、少し入れてもおいしいよって
グラニータをわけてくれた。
ちょっとイケイケ系のおばさまだけど、とっても優しい人。
ついでに、「デリ・スキアヴィ城」の場所を聞いてみる。
「ああ、そこならこの前の道をまっすぐだよ。」ってかんじに
ジェスチャーで教えてくれた。
「グラッツエ」
みんな、恥ずかしがりやさんであまりニコニコとしているかんじでもないけど、
声をかけてみると優しい人が多い。

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言われた通りにまっすぐその道を進むと、すぐに目当ての「デリ・スキアヴィ城」があった。
ここは、ゴッドファーザーパート1でマイケル(アルパチーノ)がアメリカから逃げて
身を隠していた家。
パート3では何度もその内部までも出てくるのだけど、
ラストでマイケルがぱたりと椅子から転げ落ちるように死ぬシーンはまさにこの庭。
現在はある男爵の個人の館で予約があれば解放したり、パーティーなどに貸したりしているらしい。
映画の撮影はそのままのインテリアを使っているそう。
庭のマイケル最後の椅子も、その時の足下でじゃれる子犬もいるらしい。(相当な老犬になっているが)
少しぐらい、塀の隙間から覗ければいいや・・と軽い気持ちで出かけて行ったが、
高い塀に囲まれ、門は閉ざされ、少しの隙間もありゃしない。
近くで休憩中のバスの運ちゃんに尋ねたら、
「電話しないとだめだな」と言われた。
ああ、残念。でも、あのラストシーンが蘇り、胸が熱くなる思い。
なんとか、特徴のある屋根だけでも・・と屋根の見せる場所を見つけ塀によじ上って
それらしい写真をとって満足した私。
映画も見てない夫は果たしてこんなところに来ておもしろいかな?
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さあ、次はマイケルとアポロニアゆかりの村に行ってみよう。
本日の宿泊地のタオルミーナは通り越し、ナビは相変わらず海沿いの国道を示す。
ああ、イゾラベッラだ!
ここは映画「グランブルー」の海。

スピッツの曲で「猫になりたい」という歌がある。
この歌、とっても好きな歌なんだけど、その中の一説に
♪目を閉じて浮かべた 密やかな逃げ場所は
 シチリアの浜辺の絵ハガキとよく似てた ♬
という詩がある。
ずーっとずーっとシチリアに憧れていたものだから、スピッツの曲の中にシチリアを見つけたとき、
なんだか嬉しくなった事を思い出す。
草野さんの歌うシチリアの浜辺って、どの辺のことだろうなあ?と思いながら海岸線を眺めていた。

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そして車は、いつしか海辺に背を向けて山を登り始める。
いろは坂のようだ・・と言いながらクネクネと曲がりながら山道を登り、
たどり着いたのは サヴォカ〔Savoca〕という山の上の小さな村。
ここは、マイケルとアポロニアの結婚式のシーンやアポロニアの父のバールがある。
どうしてこんな山の上に家を建てるんだろうねえ〜と話しながら、村の小道を散策する。
教会も廃墟同然。家も無人の状態のものが目立つ。
よく見るとアーチストが移り住んでいるのか、廃墟をギャラリーやアトリエにしている家をあちこちで見つけた。
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山や谷を眺め、反対側には海が見え、なんと素晴らしい景色だろう。
もっと写真が上手に撮れれば、この感動を伝えられるのに・・
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せっかくなので、コーヒーを一杯頼む。
あれ?注文こないね。
セルフサービス?店の中に入ってカッフェを注文。店内はゴッドファーザーの写真がいっぱい。
下の写真、私の座っている場所が、マイケルがアポロニアと結婚したいとお父さんに行った場所。
嬉しいなあ〜〜。と幸せな気分もここまで、このあと大変な事態が待っていた。
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さて、そろそろ時間です。車に戻ってさあ出発!と思ったらエンジンがかからない。
どうやってもかからない。
レンタカー屋さんでもそうだったから、きっとまた「えいっ」とかければかかるんじゃないの?
時間ばかりが過ぎて行く。もしかしてバッテリーか?
こんな山の上で・・・
かなり真剣にヤバくなったので夫はハーツに電話をかけ始めた。
ところが、英語がいちいち通じない。ナンバーひとつ伝えるのに、数字が英語で伝わらない。
場所を言っても「サヴォカってどこよ!?」ってかんじだし、
私はイチカバチか、近くを通りかかったイタリア人のおじさんに助けを求める。
「運転できないんだよ」と英語で答えてくれた。
そこへ、そのおじさんのお友達登場。おじさんがイタリア語で事の事態を説明、
英語は出来ないけど運転できるおじさんは、早速運転席に座ってエンジンをかけてみる。
バッテリーかな?困ったねえと・・・車を囲んでみんなでため息。
しかし、しばらくして、エンジンがかかる。
英語がしゃべれないおじさんが、セキュリティーロックを発見してくれたのだ。
うへえ〜〜〜。
なんだ!!ロックを解除しないとエンジンかからないのね・・・
「そんなの始めに説明してくんなきゃわかんないよ」と怒る夫。
でも、始めにエンジンかからない時点で普通は確認するんじゃないのかあと、思う私。
ま、なににせよエンジンかかってよかったよお!!
もう、嬉しくて嬉しくてその事を伝えようにも、感謝の言葉がグラッツエしか知らない自分が悔しいよ。
英語をしゃべるおじさんと運転が出来るおじさんと、かたいかたい握手を交わして別れる。
ああ、ホテルに告げた到着時間はとっくに過ぎている。

やっとこ車に乗り込んだ頃には夕焼けで景色が変わって行った。
そして、このあとまたしても大変な事態がまっているのだ。

今回の旅のとも。フィアット・プント
写真はエンジン事件の前に撮影。
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by plusai-tabi | 2008-08-12 19:19 | 2008 シチリア・パリ


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